看護師が知っておくべき点滴による本来の目的は、水分補給にあります。
もともと点滴という医療技術が編み出されたのは、コレラによって体内から急激に水分が失われ、脱水症状で死亡する患者さんが多かったためです。
煮沸消毒した水を大量に飲ませることで、ほとんどのコレラ患者を救うことが可能です。
問題となるのは自力で水を飲めないほど衰弱しきった患者の場合で、意識を失ったままということもあり得ます。
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看護師が知っておきたい輸液のキホンこうした重度の脱水症状を起こしている場合は、看護師が点滴を行って水分補給をすることが効果的です。
患者さん自身は何もしなくてよいため、これ以上体力を失う心配がなく、安全に水分補給ができること、これが点滴による本来の目的です。
逆に言えばこれ以上の意味はなく、患者さんが自力で水分補給できる場合には無意味であると言えるでしょう。
また自力で食事を摂れない患者さんに栄養を点滴で投与することもありますが、あくまで最低限の栄養しか与えられません。
患者さんに点滴する意味はあくまで水分補給だけで、それ以上の意味はないのです。
点滴によって多少の改善はみられるかもしれませんが、本来の目的から外れており、水分補給以上の効果は期待できないでしょう。